こんにちは。独学コーチ長宮慶次です。
独学で勉強できてますか?
何かを学ぼうとしているあなたの力になりたい,と思って記事を書いています。お役に立てれば幸せです。
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みんな問題集で悩んでいる
さて今回は,高校数学を学ぶための問題集の紹介です。
生徒から「問題集はどれをやればいいでしょうか?」という質問は毎年のように受けています。
また,記事「高校数学を独学するための教材(問題集や参考書)の選び方と使い方」を見た人から,「おススメの問題集を具体的に教えて欲しい!」と要望がありました。
人によって学力のレベルや志望校は違うし,性格や好みも違いますので,万人にとって最適な問題集,というのは存在しないかもしれません。
でもそれを承知で,なるべく多くの高校生や浪人生にとって有益なおススメの問題集を紹介したいと思います。あくまで私の個人的な意見として参考にしてください。
演習用の問題集は2種類持っておこう
記事「高校数学を独学するための教材(問題集や参考書)の選び方と使い方」の中で,私はこのようなことを書きました。
(演習用の問題集は,)メインとして薄い問題集、サブとして分厚い問題集の2種類を持つことをお勧めします。
その理由は
- 薄い問題集なら取り組みやすく,計画的に最後までやり切ることができる。
- もう少し補強したいなあ,と思ったら分厚い問題集を探せば類題が載っているので,さらに練習できる。
といったところです。詳しいことは記事「高校数学を独学するための教材(問題集や参考書)の選び方と使い方」を読んでください。
今回の記事は,このうち「メインとして使う薄い問題集」を紹介します。サブの分厚い問題集はまた別の機会に記事にします。
メインで使う薄い問題集のおススメはこちら
実教出版の「10日あればいいシリーズ」
高校数学を一通り確認したい、基礎を固めたい、でも飽きっぽいので早く終わりたい!という人には最適な「大学入試短期集中ゼミ10日あればいい」シリーズ。 レベル別、科目別になっていて、自分の力や目的に合ったものを見つけやすいと思います。
特徴は何といっても薄いこと。だいたい100ページほどで,問題数も100問くらい。10日でできるかどうかはあなた次第ですが(笑),入試問題に必要な手法を一通り確認するにはとても良い問題集です。ちなみに価格も700円前後とお手頃。発行会社は実教出版です。
教科書レベルからやり直したい人は「基礎からのExpress」
- 大学入試短期集中ゼミ基礎からの数学Ⅰ+A Express 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ基礎からの数学Ⅱ+B Express 10日あればいい
普通はこのあたりからスタート「無印」
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅰ+A 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅱ 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ数学B 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅲ 10日あればいい
物足りなければ「演習」
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅰ+A演習 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅱ+B演習 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ数学Ⅲ 演習10日あればいい
センター試験や医療看護系に特化したものもあります
- 大学入試短期集中ゼミセンター数学Ⅰ+A演習 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミセンター数学Ⅱ+B演習 10日あればいい
- 大学入試短期集中ゼミ看護・医療系のための数学ⅠA 10日あればいい
旺文社の「問題精講」シリーズ
10日でできるシリーズよりは厚い問題集(280ページ、180問ほど)ですが,解説が丁寧に書いてあるので,印象よりは早く進められると思います。
やはりレベル別、科目別になっていますが、10日あればいいシリーズより、さらに入試向けとなっている印象です。一番上の上級問題集に至っては、かなりの難問も含まれています。
ほとんどの人は、基礎問題精講から標準問題精講までで,志望大学に合格できると思います。
まずはここから。基礎問題精講
- 数学ⅠA基礎問題精講
- 数学ⅡB基礎問題精講
- 数学Ⅲ基礎問題精講
これができればかなり力が付きます!標準問題精講
- 数学ⅠA標準問題精講
- 数学ⅡB標準問題精講
- 数学Ⅲ標準問題精講
もっと高みへ!難関大学を目指すなら上級問題精講
- 数学ⅠAⅡB上級問題精講
- 数学Ⅲ上級問題精講
旺文社の「数学の良問問題集」
問題編と解答編を合わせると400ページほど。「薄くないやん」と言われそうですが,薄い問題集としておススメしておきます。
なぜなら,これ1冊で1A2B3 とすべての分野の問題が収録されているからです。何冊も持ち歩きたくない!という人に喜ばれそうです。
問題数は300問。全分野と思えば,少なめに絞ってあるといっていいでしょう。どの分野も,易しい問題から実践的なものまで良問をそろえてあります。
過去問を解けるようになりたい!という人にちょうどいい問題集だと思います。
ただし,文系の人には数Ⅲが必要ないのでやや残念。数1A2Bと数3の2冊に分けて出版してくれればよかったのに。
1冊で済むので理系ならコスパ最高!数学の良問問題集Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ
- 数学の良問問題集Ⅰ+A+Ⅱ+B+Ⅲ
この記事のまとめ
いかがでしたか? 良い問題集はたくさんあるのですが,たくさん紹介しても迷ってしまいますよね。そこで思い切って3種類に絞り込みました。それでも,この中から適切なものを選べば、ほとんどの人に役に立つはずです。よかったら参考にしてください。
今日の格言・名言
- 最良の選択をしようとして迷い続けるのは愚かである。
- 選択を最良のものにするために行動するのだ。