こんにちは!
元気が出る独学サポートコーチ長宮慶二です。
今回は,高校1年生のために記事を書きます。
高校受験を経て,春から高校に入学する高校1年生。
希望に胸を膨らませ,少しの不安とともに高校生活をスタートしていくことでしょう。
ただご注意を。高校数学を学んでいく上で,高校1年生のスタート時点に思わぬ落とし穴があります。
学校の勉強をスムーズに進めていくために,気をつけて欲しいことをお伝えします!
- 高校に入学したばかりの高校1年生
入学して1〜2ヶ月は楽勝?
高校数学は,3年間で教科書5冊を学んでいきます。
高校1年生は原則として,そのうちの2冊,数学Ⅰと数学Aの教科書を学んでいきます。
ただ,スタートしてしばらくは拍子抜けするかもしれません。
「え?こんなに簡単でいいの?高校数学って簡単なんだ」
実は私,高校に入学した直後,そう思っていました。
なぜなら,最初に学んだのは,数式の基本,展開,因数分解など・・・。中学でも学んだことがあるような内容で,予習なんかしなくて,そこそこ分かってしまうのです。
もちろん,本当は中学で習っていないことも多々あったはずなのだが,それより簡単なところばかりが目に付いたのです。
油断してしまった私の失敗談
ですから私は「高校数学楽勝じゃん!」と思い,ほとんど予習も復習もすることなく,部活動(ラグビー部)を頑張っていました
その頃は,1年生でも試合に出たい!とレギュラー争いに燃えていたのです。
でも,夏休みが来る頃,得意だったはずの数学が,よく分からなくなってきたことに気付きました。
それからはもう成績はつるべ落とし。
分からないところが多すぎて,何をすればいいかも分からず,勉強しないままズルズルと成績が下がっていったのです・・・。
失敗しないために知っておいて欲しいこと
私のような失敗をして欲しくないので,高校1年生にはぜひ次のことをお伝えしておきたいと思います。
- 初めは内容が簡単。でも油断は禁物。
- 2ヶ月を過ぎると,理解しにくい,難しいところにさしかかる。
- 最初の1〜2ヶ月に,勉強の習慣を身につけよう。
初めは内容が簡単。でも油断は禁物。
最初は式の取り扱いについて学びます。ここは中学とも重複することが多く,内容は易しく感じる人も多いと思います。
知ってることばかりだなあ・・・なんて油断していると痛い目に遭います。
簡単な内容の中に,時々高度なスキルが紛れ込んでいます。そこを聞き落とすと大変です。
例えば因数分解のポイントなどね。参考となる記事はこちら。
2ヶ月を過ぎると,理解しにくい,難しいところにさしかかる。
しかし,油断しているとすぐに,理解しにくかったり,身につけるのが難しいところがやってきます。
高校1年生で躓きそうなところはいくつかありますが,特に数Ⅰの初めの頃でいえば,「絶対値」「2次関数の最大最小」「三角比」あたりが鬼門となりそうです。
この3つのキーワードはぜひ記憶しておき,そのあたりに授業がさしかかった場合は,しっかりと予習しておきましょう。
そして,本当に理解できたかどうか,その日のうちに復習もしっかり行いましょう。
最初の1〜2ヶ月に,勉強の習慣を身につけよう。
勉強の習慣は,一朝一夕に身につくものではありません。
高校生活のスタートから1〜2ヶ月の間に,勉強の習慣をぜひ身につけておきましょう。
先ほどお伝えしたとおり,最初のうちは勉強の負担が少ないので,予習復習も比較的しやすいはずです。
具体的には,次の3つを意識しましょう。
- 学校から帰ってきてから,必ず勉強机に座ること
- 今日学んだことを復習し,明日の授業の予習をすること
- 週末の土日に,今週学んだ内容についてもう一度復習すること
学校から帰ってきてから,必ず勉強机に座ること
学校から帰ってきたら,寝るまでの間に必ず勉強する習慣をつけましょう。もちろん,寝る直前でもいいのですが,オススメは帰宅直後です。勉強なんて嫌な人の方が多いと思います。嫌なことは先に済ませましょう。
時間は最初は短くても構いません。15分でもいいと思います。
最初からハードルを高くすると続きません。
自分がさほど苦にならないレベルでいいので,毎日必ず勉強に向かうようにしましょう。
たとえ1分であろうと,0と1の違いは大きいです。勉強しない日が無いよう,継続しましょう。
勉強机と書きましたが,もちろんリビングやトイレなどで勉強しても構いません(笑)
今日学んだことを復習し,明日の授業の予習をすること
学んだことを何度も想起することは,記憶する大切なポイントです。
ぜひその日のうちに,学んだことを復習しましょう。
時間が無ければ,パラパラとノートを見返すだけでもいいと思います。
とにかく,やるのとやらないのでは大きく違ってきます。
また,明日の予習もしておきましょう。
勉強時間が取れないのであれば,予習といっても,完全に問題を解いておく必要はありません。
教科書の内容を読んで,分かるところと分からないところを確認することが重要です。
授業中,全ての時間を集中できる人はなかなかいません。授業中に,自分が「分からないなあ」と思っているポイントのところに差し掛かった,グッと集中して先生の説明を聞きましょう。
そのため,聞くポイントを確認しておきましょう。
週末の土日に,今週学んだ内容についてもう一度復習すること
少し間をおいて復習すると,記憶が強化されることは有名です。
ぜひ週末に復習することをオススメします。
週末なら,平日に比べて少し多めに時間が取れるでしょう。
特に英語や数学といった主要教科は頑張りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだスタートした頃には,ゴールまでの道のりは見えません。
それだけに,どこに落とし穴があるのかも,分からないことが多いです。
長年高校数学を指導してきた私の経験では,高校1年生のときに油断してつまずき,それがずっと受験まで尾を引いてしまう人が少なくないと感じています。
もちろん高校生活というのは勉強ばかりではありませんし,部活動や行事なども精一杯頑張ってほしいものです。
ただ,少し気をつけることで高校数学の学習がスムーズに行けば,勉強についても充実した高校生活を送ることができるでしょう。
この記事に書いたことを,ぜひ心にとどめておいて欲しいと思います。
私みたいな失敗をする人が(笑),少しでも減ることを望んでいます
- 高校数学は初めは簡単だけど油断してはいけない
- 最初のうちに,予習復習する時間をとる癖を身につけておこう
- 数Ⅰで最初の頃つまずきそうなところは「絶対値」「二次関数の最大最小」「三角比」
この記事が、学んでいるあなたのためになれば嬉しいです。